2024/03/12 19:09


スタッフのほんだです。

オーナーのリペア品を、代わりにご説明させて頂くべく記事を作成します。



今回の商品はダイニングテーブル


といっても、古くてインダストリアル感のある細い鉄脚で、ワークデスクと言う方がしっくり来そうな、なんとも形容しがたいこちらの"金属の脚に木の天板が載ったもの"



天板の裏側を見ると、取り付けをトリノスで行ったかのように思われる謎の取り合わせ。ぜったいに別のテーブルまたは座卓だったものを、脚を根こそぎ引き抜いて天板としたのでしょう。
破天荒なリメイクは、トリノスに限らず各所で行われているようです。



木のテーブル/デスクは、水滴の付いたコップを置いたり水気のあるものを溢すと、このような痕が残ってしまいます。古い木の家具は、小キズや経年の劣化は風合いとして楽しめますが、こういった生活の中の蓄積によるダメージはなかなか許容するのも難しかったり。



ということで電動サンダーの登場です。天板のムラを無くすことを目指して全体にかけていきます。




before/after

元々の渋くて深い色の木目もよいのですが、均一にならそうと思うと元の風合いをすべて残すことはできなかったりします。

リペア/リメイクのむずかしいところは、本来の状態をどこまで残し、どこを作り変えるかのバランスにあると思います。
変えると言っても、古いものっぽく加工することもできますし、まったく新しいものとして提案するかともできます。それは時として「元の方がよかった」と言われることもあるかもしれません。

けれどもその点トリノスはあまり深追いしませんので、表情豊かなリメイク/リペア家具が輩出されるのかもしれません。


 coffee break


サンダーがけが完了しました。
シミが深くまで浸透していた部分は残ってしまいましたが、コントラストが軽減されたように思われます。

ご存じWATOKO


ツヤ出し、色乗せ、撥水加工です。
濡れ色3倍濃とはよく言ったもので、塗り立てと乾いた時では色の見え方は変わります。一つの塗料で色をより濃くしたい時は、塗布して一度乾き切ってから塗り重ねていくと綺麗に仕上がります。




完成!



合成材ではないので木目が立体的になっているのをサンダーで整えましたが、このように凹凸は失っておりません。細かいことですがとってもだいじ




こちら幅1060mm、奥行き750mmと、4人用としては小さめですから、2人なら既製品の2人用よりもゆったり広々とお使いいただけます。天板下にラックもあるので新聞や雑誌も置いておけます。
ダイニングテーブルを探している方はもちろん、大きなものを広げて作業ができるデスクや、宿題をやる机に猫が乗ってきてスペースに余裕が欲しい方などは、是非。







ほんだ