2024/04/09 17:26



店内大改造の一部始終をお届けする模様替え編、後編でございます。スタッフのほんだです。


さて、前編ではすっからかんになった店内に運び込まれた家具たちを、収まり良く動線良く整えることに必死で取り組む様子をお伝えしました。

「どうぶつの森」のようにヒョン、と家具をポッケにしまってボン!と取り出し、両手でエイ!とするだけで家具を動かせたらどんなに楽だろう。一旦下げたい家具はとりあえずクローゼットにしまってさあ。


と、一度脳を休めた方がよい感じには疲れも出始めていたので、店番をリーダーにお任せしてジュースを買いに出る。心地よい疲労感に、近所のお花も微笑みかけてくれました。


後編では家具の配置が決まったその後、食器や雑貨などの小物たちをどのように店内にディスプレイしたのか、それぞれのスポットをテーマと共にご紹介いたします。

その前に細かな空間改良のあれこれ。

おめでとう・復活
みなさま覚えておりますでしょうか。前回冒頭で登場した、ペチャンコの木です。しっかり水通ししてあげるとその日のうちにここまで分かりやすく元気になってくれるかわいいヤツ。ペチャンコにならないようにしましょう。

まずは床面に固定されていなかったカーペットをガンタッカーで留めてゆきます。
なぜ今までこれをしなかったかというと、店にこの道具が見当たらなかったのです(本人談)。なぜかこの日に道具箱からすぐ見つかりました。なんで?

タッカー大好き♡


おおかた力仕事を終え、リーダーは倉庫へと戻ってゆきました。全員が一日中店で頑張っていても、倉庫の業務は待ってはくれませんので。しっかりと見送ります。
平成みたいな写真

おつかれさまでした


さあ、ここからは時間との戦いでもあります。
時間にして19:30_
トリノスの閉店時間は20:00。
むりです。

ドタバタと店内を整えます。前編で紹介したようによけられた雑貨が1箇所にドカドカとまとめられていたり、物の移動のあれこれで値札が紛失していたり、もうたいへん。

店の締め作業もしつつのディスプレイ決めだったため過程の写真がいちまいとして残っていません。

そういうわけで作業風景、割愛。

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ここからは、完成した店内をお届けします。
♪〜♪〜♪〜♪〜
勉強熱心な青年のデスク
前回よりさらにそれらしくなってます。思い切ってビューローを入口に対して背を向けておりますが、これが小空間をつくるのに効くんですね。パーテーションで仕切り、シチュエーションを想像しやすいアイテムを集めることで、リアリティのある空間ができました。
照明は地球に対する衛星のイメージで置いてますので、天文学者になってほしいです。

こちらは色ガラスショーケース。高級ラインのグラスから、希少な古いガラスのカップまで。
棚内の照明がキラキラとガラスを輝かせます。
このキャビネット、下段まで背板が鏡面なのがあまりにも魅力的で、とにかくとにかく「飾る棚」です。ただしスゲ〜重い。



前回、ミニテーブルを苦し紛れに置こうと試行錯誤していた箪笥上は、和モダンな雑貨により素敵古民家の小上がりを連想させるエリアになりました。

店の一番奥のテーブルにそびえ立っていたラスボスは、無事ミッドセンチュリースタイルのナイススポットとなりました。散々考えあぐねていたアイテムでしたが、ベストポジションなのではないでしょうか。

箪笥の上に置けなかったテーブルも積み重ねてコーナーラックのように設置。
このテーブル、個人的にかなりおきにいりです。最良の場所を見つけてもらえてうれしい。
4点あったうちの2点が売れてしまいましたので、気になる方はお早めに。


無印の棚は合わせる雑貨をモダンに。以前より棚自体の見え方も良くなったようにおもいます。

氷の王国
ひんやりとしたものを集めました。涼んでいってください。

防犯カメラもといBIG照明がどっしりと構える、なにテイストと称すべきかは不明ですがなんかかっこいいダイニングスペース。
テーブルはリメイク、チェアはデザイナーズ。卓上を盛り上げるのは民芸品。トリノスってかんじ。



こちらは変更前と変わらぬテーブルとワゴンの組み合わせですが、置く雑貨を変えたことにより夏を先取りコーナーとなり、涼やかな印象になりました。
ワゴンって、家庭用としては使い方をイメージしづらいですが、何かの上に置いて底上げすることで棚のようにも使えそうです。
(もちろん、キャスターの滑り止め対策は必須ですが!)



"African Symphony"
あえて照明を逆光的に当てることで、サバンナ的なライティングにしています。
別名:味のある陶器コーナー



答弁台となっていた黒色の時代物箪笥の上は、shabbyでcompactな小棚を。置きすぎないことよって見晴らし良く、閉塞感を感じやすい店奥を風通しのあるスペースとすることに成功しました。
ここはなんとも表現しがたい良さのある和ものコーナーです。



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いかがでしたか?



(まとめサイトのような締めにはしたくない!)

トリノスではたびたび家具の搬入・搬出で店内がアレ?となっていることがあるかと思いますが、このようなことを考えつつ悩みつつ空間作りをしているというわけです。
ただ今回はあまりにも大規模で、ダンスフロアがあったタイミングでご来店された方を驚かせてしまった場面もありました。

ご不便をおかけすることもあるかとは思いますが、すべてをドタバタと営業中にやっているのもまたトリノスらしいお祭り感があって楽しいかなとも思ったり。


模様替えのその翌日には、ここにあったアンティークのライティングビューローがご売約、そこで空いた場所にすぐに入れたこちらのチェスターフィールドチェアも翌日に旅立ちました。模様替え効果!

あろうことか模様替え直後の「店の顔」の写真が残っておらず、これはすでに商品が2回転くらいした現在の入り口の様子です。
正面にあったカリモクのビューローもすぐに移動。このようにトリノスは次から次へと表情を変えていくのです。


前編・後編に渡ってお送りしました模様替え編は以上になります。ぜひご来店くださった際は、ディスプレイのコンセプトやこだわりにもご注目ください。


ほんだ