2024/07/13 16:49
こまめな更新、心がけたい。スタッフのほんだです。
更新頻度に重要なのはネタがあるかどうかなんですよね。
最近はなにかとブログに書けそうなこと、が多いトリノスの日々な気がします。
今回は過去にもお届けした模様替え再び、とはいえ実は3か月くらいぶりらしいです。
家具の売れ行きには旬があり、だんだんと滞ってきて店内に見慣れてしまうと、ずっと同じ風景の中ではたらくスタッフもつまんな~いと思ってしまうこともあります。なんせ一応はほぼ毎日新しいものが入荷しているしごとなので。
ですが、やっぱり家具が変わらないと空間の雰囲気を大きく変えるのってむずかしい。
そうは言っても家具の入荷はいつだって、求めているものが必ずやってくるわけではありませんし、店に入れたいもの/店から引きたいものと倉庫の状況とのすり合わせは単純ではないのです。
さらに人員も2人では足りません。最低でも3人は必要です。それに腕力、運転力、構成力はいくらあってもいいですから。

なのでこのように大規模な入れ替えをするということは、様々な面で機が熟したといわけです。
店に入れたい家具が揃った、コーナーを作って統一感を出せそう、スタッフがたくさんいる、外回りが詰まっていない(良いことかと言われますと……たくさんの出張お見積もり依頼、お待ちしています泣)などなど。
欲を言えばいいお天気だとさいこうですね。この日は雨が降ったり止んだりでエーンてかんじでした。
でも4人いるからだいじょうぶ。

入れ替え前の風景も少し。店内奥側は椅子ギャラリーでした。このディスプレイ、今まであまり見ない感じでいいな~と思っていたんですが、この景色として完結してしまったのでしょうか?あまり頻繁にはここからは売れなかったようです。

そして店頭側はしばらくリビング空間のようにローテーブル×ソファ/1Pチェアの組み合わせが続いていました。
この1,2か月ほどはソファがよく動いたように思います。なのでここのディスプレイは成功していたと言ってよいでしょう。
それでもやっぱり大切なのは変化があることです。変化を起こすときは大胆に、現状に甘んじないのがトリノスのプロフェッショナルですね、ね!
今回はライティングビューローの在庫が多くなっていたので、まずはビューロー群を運び込みます。

すっかりスペースができた店奥に、続々とビューローを運び込み、椅子と組み合わせたり既存の家具と並べたりと作業を進めます。ひじょうにすばやい。
が、4人ともなんか首をかしげる。
ライティングビューローって、机になる天板を閉じていればコンパクトなんですが、狭い狭い奥の空間に3台も詰め込んで全部の天板を開いた結果、激狭空間になってしまったのです。

「これは店頭側にしたほうがいいっすね」
オーナーが、みんなが薄っすら思っていたそれを口にしたとたん、スタッフは覚悟を決めたように笑います。
こりゃあ、たいへんになるぞ~~~~~、の笑いです。

先ほどのBEFOREの写真には全貌が写っていませんが、ガラス天板テーブルや横浜ダニエルのローテーブル、大理石サイドテーブルなどなどドッシリ重たい系の家具が立ち並びます。さらにその上にたくさんのガラス花瓶や照明などが配置され、ひとつ運び出すにも雑貨まとめ箱をいくつも用意したり配線をほどいたりとほんとにたいへん。
倉庫に引く家具はすぐに積み込み、レイアウトをてきぱきと決定し、とりあえず店頭側を仮決定します。
そして奥側。たくさんの椅子だけがもてあまします。

店頭側からあふれたこのポールハンガーが、芸術的な劣化のファイバーチェアと並んでいたのがなんとなく古い電車の駅の時計台のように見えたので囲ってみました。
わるくない。けど、上の方がなんだかスカーンと抜けてて物寂しい。圧迫感があるのはよくないけれど、スカスカしているのも見ごたえがありません。
この後我らがオーナーの、オリジナルスタイルが炸裂します。

「ここにも掛けたらいいんじゃない?」
正直やるとおもった。わたしたちはもうこの程度のスリリングな配置で驚きはしません。笑った。
木でできた椅子を、再度木のように並べ奉る。人間のエゴでできた「木」です。


男性2人がかりで直します。

ブログに使える写真が撮れるかも、とカメラを向けるわたしたちですみません
そしてポールのぐらつきを直して立ててみると、今度は別の異変に気が付きます。
この可動式のアーム、どう見ても地面に対して水平じゃない。

ここを締めるための金具などは見当たりません。そうなると手段はひとつ__

POWER……
この太さの金属のアームを腕力で矯正するとは、さすがの根性とパワーです。

「ところでこれ点くの?」
そのひとことに一瞬緊張が走りますが、無事点灯。
家具が入荷するとき、掃除したり配置するだけでなく、動作確認やメンテナンスが必要なときもあります。こういうとき一人じゃないと心強いですね。
確認といえば、今回もあの職人が仕事のため登場します。
