2024/08/03 15:39
さあ、模様替え後編です。
と言いたいのですが、まずはお詫びをもうしあげます。
前編の更新から日が開いてしまい、その間に様々な家具や一押しの雑貨類が売れ、そして更なる模様替えが数ターン完了して現在はまったく違ったディスプレイとなっております……。初夏でもなくなっちまったわけです、この暑さ。
お恥ずかしながらこの夏、トリノスはさまざまな危機に面しております。レジが使えたり使えなかったり、店頭の手作りウッドデッキにあちこちガタがきて、家具の買取に奔走する軽トラのエアコンが効かなくなるなども~大変ッ
各対応に追われ、模様替え編のBlogの更新が滞ってしまった次第です。すみません泣
しかしたくさんのこだわりが詰まったディスプレイでしたので、懐古回ということでお送りいたします。
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まずフェイスを飾りますのはちょうミニサイズのライティングビューローと、オーナーの腕力によって本来の形を取り戻したこちらのフロアライト。

コンパクトな空間でひっそりと机に向かう静謐な時間が想像できますでしょうか。

力技で水平を取り戻したあのフロアライトもキリリとしております。

今回のメインアイテムであるライティングビューローコーナー。実はビューローに関してはこの頃と変わらぬ姿で店頭に健在です。ぜひ、ぜひとも見比べに来てください。

暑い夏、お部屋の雰囲気を少しでも涼やかにするために、ガラスの食器や花瓶を取り入れませんか?
ここまで暑いと、夏らしい料理やキンキンに冷えたお酒を楽しんでやるしか、灼熱の太陽にしてやれることはありません。
ワイングラスやカレーにぴったりの大皿があれこれ。

パンチのあるガラス花瓶も豊富にございます。大きな家具を入れ変えずとも、これくらいのサイズ感でインパクトの強い雑貨を取り入れると、部分的に模様替えしたような気分になれます。

ラタンやバンブー素材の家具は、見た目も涼し気で通気性もありまさに夏にうれしいインテリア。
もちろん木製の家具でも、ピーコックチェアのような抜け感のある家具もいいですよね。秋から冬にかけてはブランケットをかけたりクッションを置くことで季節を問わず取り入れられます。

そしてこちら、この度のベストディスプレイ賞。

ガラスでできた樹の作品(SOLD)
ディティールが立ったままでもよく見えるよう拡大鏡を手前に設置して、さらに足元を光らせることによってガラスの葉っぱの一枚一枚の中のグラデーションまで綺麗に映っています。
こういったディスプレイは店舗ならではかもしれませんが、照明による演出効果を自宅で楽しむのも、上級者のホームデコあそびとして挑戦してみてもよいのではないでしょうか。

なんだかホテルのロビーみたいです。ここにある一人掛けのチェアたちは、複数在庫があるものを含めてみるみる旅立っていったため、現在は二人掛けソファを設置しています。サイドテーブル類はご覧いただけます◎

ついにこちら、問題作の「椅子の木」
木から作った椅子で”木”をつくるという、人間のエゴでできたインスタレーション。「エゴの木」とでも呼びましょうか。
しかしなんだか、ここまで浮遊感のある椅子のディスプレイなんてなかなか見られませんし、こんなことができてしまうのも他ではないトリノスの個性と言えるかもしれないです、ね。

そしてこの時、定番の無印良品のシェルフでいつもとは少し変わった配置を試みてました。
通常、この棚に3-4枚は付属している棚板を、2枚だけ使用してこのように上下2段だけのおおきな仕切りにしました。
その意図は、在庫に多くなりがちな小家具・中家具を魅せるためです。いつものトリノスでは薄めに区切られた棚板に食器類を並べることが多かったのですが、大胆な仕切り方にすることでそれぞれの段がちょっとした箱庭的な使い方ができるようになったのです。

たとえばこんなに大きな鏡(Φ84㎝、SOLD)も置けちゃう。中段に鏡を置き、下段にスツールや籐のワゴンを置くことでなんだかパウダールームのような世界観になりました。棚の中なのに。

また別の棚の下段には、ラタンのシューズボックスとミラーを置いて玄関先の足元チェックコーナーに。
今そのような場所が自宅にあるわけじゃないのに、このように限られたスペースでどんなシチュエーションが表現できるかを考えると、新しい空間やものの使い方を見つけちゃうもんですね。NICE


約束された入荷のないリサイクルショップで、商品の魅せ方の正解はひとつではありません。
つくられた国も時代も予算も異なる家具やら食器やら、そのぜんぶをこの小さな店内で、スタッフが何人も並んで唸ったり悩んだりしながら、おもしろいディスプレイを心がけてこれからも精進してまいります。もちろんBlogのオンタイムな更新も……!
ほんだ