2024/08/11 18:30


スタッフのほんだです。

先日、インスタグラムで初めてリール動画をアップしました。


動画自体の投稿は過去にもありましたが、近年のトレンドである短い動画でお店のことを伝えるための形式に倣って、1日でリール4本分の撮影・編集をしてみました。予想以上にたくさんの方々に見ていただけたようなのでこれから少しずつ頑張っていこう思います。





初めてのことで右も左もわからず取り掛かったので、足りないものやできないことをあれこれと不器用に間に合わせたり補ったり、様々なおもしろい場面がうまれました。

これはブログにも書けるゾ~と色んなシーンを心に刻んでおきましたが、本編に用いる写真は投稿後の動画のスクリーンショットの割合が非常に多くなっております、あしからず。






というのも、リールの撮影にはたくさんの動画が必要になります。写真と組み合わせたり一本の動画を分割して作成することもできるのですが、わたくしが何年愛用しているかもう分からなくなったiPhoneXSには、雀の涙ほどのストレージしか残されておりません。

なのでブログ用の写真の為の、元の素材のスクショが必要なことをすっかり忘れたまま、容量確保のため動画を消し消しフィードに投稿していったのでこのようなことになってしまったわけです。くやし


少々粗かったり文字入りだったりしますがお楽しみいただけますとさいわいです。




ことの始まりはスタッフのヒグチが、「トリノスの家具のお部屋で過ごす様子を撮影したい」という提案をしたのがきっかけです。
そこで連想したのが、スタッフは同じ姿勢のまま周りの家具だけ変化していくというもの。

そのイメージ図とともに、何を置くかをリストアップしているうちに「これって全部買ったらいくらになるんだ?」と不安になります。非現実的な予算になっては、新しいお部屋づくりに対して前向きにはなれませんから。
実際に計算してみると、7万円と少々。ソファやサイドテーブル、照明に加えて良質な小物をいくつか取り入れてもこのお値段なのは、けっこうお得なのでは?となったため、”決められた予算でできること”が伝わる動画を作ってみよう!となりました。



そこで最初に取り掛かったのがこちら。冒頭の写真のレイアウトで、コンセプトは”¥77,000以下でつくるふたり暮らしのリビング”です。
ご紹介している家具の詳細やお値段などは、フィードに掲載しているリール動画をご覧いただけるととってもうれしいです。




こちらの写真と下の写真、ライティングが微妙に異なるのがお分かりいただけますでしょうか。




この空間ではテレビを見ながらのんびり過ごしている日常を表現しており、その雰囲気が伝わるようにある工夫をしています。

1枚目はテレビを点ける前で店内のほかの照明の明るさもありす。2枚目はテレビを点けたあとの空間の想定で、背後の照明を落とし、目線の先に昼白色の蛍光灯を置いて青っぽい光が顔に当たるようにしています。ちょっと古っぽいテレビのイメージですね。





その、目線の先に置いた照明というのがこちら。レトロなデスクライトです。




なのでこのように、ぼーっとテレビを見たりスマホをいじったりしている二人が、



これっくらいの、テレビを見つめている風に見えますが、




その視界はこんなことになっているので、



さもテレビを見つめているかのような眼差しの自分たちがおかしくって、笑いが絶えない現場でした。




さらにはこの仕草、テレビのリモコンで電源を入れたようにしていますが、




クレジットカード決済のカード読み取り機です。
小さすぎるよな、とは思いつつ演技次第でなににでも見せられます。後から思いつきましたがエアコンのリモコンでもよかった。





お部屋をイメージしてもらうためには、やはり天井から照明が提がっているとより一層よいでしょう。
しかし撮影しているスペースの真上には、ちょうどシーリングライトの取り付けられる部分がありません。




そこで天井に張り巡らされている麻ひもに、延長コードやらフックやらをどうにかこうにかつなぎ合わせ、ソファの真上にライトが来るように工夫しています。

この手荒なやりかたが、のちに被害をもたらすとも知らずに。





事件が起きたのはこちらのカットの撮影時。
テーマは”ひとりをたのしむ秘密基地”。自分だけが、でっかい熱量で籠りたくなるような、すきなものを詰め込んだ空間作りの際の参考になったらうれしいです。





動画の中盤で、電気を消して立ち上がるというシーンがあります。
昔ながらの紐を引っ張るタイプの照明で、いつも通りの力加減で引っ張ると、





ズドン、と1段階落ちてきました。オペラ座の怪人のシャンデリアが落ちてくるシーンをイメージしていただけるとよいでしょう。






落下こそしないけれど、この大きさのものが上から降ってきそうになるのはおそろしいものです。
ごめんね





こわれてはいないことを確認し、テイク2を撮影しクランクアップです。





ちなみにリールで着用しているお洋服の一部もトリノスのお品です。
こちらはクラシカルなプリーツがかわいいワンピース¥8,800-。古風なお部屋で物語の主人公のようになれます。





最後は和室のような空間のこちらの動画。テーマは”古物と暮らす”。古道具や木彫りや民芸品など愛嬌ある古物を、モダンな現代の生活に自然に取り入れるためのアイディアです。





ここでも登場、テレビ。

この記事を書きながら気が付いたのですが、さきほどはリモコンで点けていたのがここでは本体の電源を点けに行ってますね。





やや青い光が顔を照らします。





ちなみにこのテレビ(ライト)、スイッチがこのように6方向に回せますがON×3、OFF×3の2段階調節です。調節?






動画をよく見ると、あるとき(#7)は店内の防犯カメラとなっていた、このすべてを映し出す照明にしっかりとライト(テレビ)が映りこんでいました。はずかし





慣れないコンテンツ作りに四苦八苦、ですが結果なんでもできちゃったような気がします。これは撮影台のバミり。
「それっぽいこと」から始めてみると案外形になるものなのかもしれません。
あとはお客さまの動線も確保しながらできたらもうかんぺきですね……。今後に活かします。





いろんなお部屋のシチュエーションを考え、家具を設置し、そこに暮らしているイメージを伝えるための小芝居をし、その映像を何度も一緒に確認していくうちに、”存在していないはずの日常”(撮影空間)をバラすのが毎度さみしく感じるほどにのめりこんでいました。


ちぐはぐながら、キャッチーでラブリーな動画と思っていただけたらうれし~です。
自分たちが画面からいなくなって残ったその空間を、名残惜しくつくり変えては撮影した、真夏の初の試みでした。



ほんだ