2025/11/07 15:11



こんにちは。珍しく日差しがあたたかい本日、晴れやかに更新を。
スタッフのほんだです。


小さきもののなんとうつくしくかわいいこと。
おんなじようなことを、ちょっとずつニュアンスを変えながら当ブログ内でたびたび申し上げてきておりますが、そう思う理由は無限にあり話題が尽きない分野だとつくづく思います。
今回は、そんな小さきものにささやかな仕掛けのある、エレガントなお品をご紹介したいと思います。


蚤の市やビンテージショップで、宝石などに劣らず輝くちいさなものといえば、箱ものです。


ピルケースや化粧品、ジュエリーボックスなど、ごくごく限定された用途の為につくられた容器には、それはスペシャルな施しがされているのです。

例えばこちら。


木馬のジュエリーケース ¥2,750-




ただ置いているだけでもチェーンとともにゆらゆらしてラブリー。ですがここからトランスフォームするとこのように



そう開くの?

ちょっとおもろいですが、ここにアクセサリーなどを収納できるというわけです。
閉めると磁石でぴたっとくっつく感じもなんかいい。





鞍や足元がやわらかいベビーピンクで、ドレッサーやベッドサイドに置いておきたいキュートな小物入れです。



続きましてこちら。


スワンのジュエリーケース ¥3,850-


羽にラインストーンが散りばめられ、ほんのりアプリコットなお色の白鳥。




その羽をそっと広げると

片側ずつ開閉可能


中がすっかり空洞で、リングやネックレスなど厳選したものをしまっておきたい容量感。
両翼開くと飛び立つ瞬間の白鳥さながら、小さくともなかなか迫力があります。





白鳥の親鳥が雛たちを背中に乗せて羽で包み込んで泳ぐように、この子も中身をたいせつに守ってくれそうです。



ティーポット型小物入れ / ¥1,650-

お屋敷の広いお庭を彷彿とさせます。



元々片開きだったと思われる金具が付いていますが外れているので、逆手に取ってこのように置いておくのもかわいいです。






こちらはとっても珍しいアイテム。箱ではありませんが立派な仕掛けのあるものになります。
この状態で正体がわかりますでしょうか?




ビンテージロニエット ¥22,000-

ロニエットと言って、折りたたみ式の眼鏡で上流階級の貴婦人たちが用いていたもの。


835シルバー装飾のMADE IN WESTEN GERMANY




ダックスフント?の目の石はガーネットでしょうか。赤く輝きます。




折りたたまれている部分に小さな突起があります。

こちらをくいっと引きますと、




シャッ!とグラス部分が開きます。




それからいぬの部分をゆっくり開くとこのような状態に。



こんなもの、当時は宮殿暮らしをしているようなwealthy...たちにしか手に入らなかったことでしょう。
果たして度数がどれほどのものか当方判断できかねます故、嗜好品としてお楽しみください。

クリップ状になっているのでポケットに忍ばせてジュエリー的な使い方も優雅です。





続いてこちらの直方体。


silver900 antique lipstick case / ¥14,300-

リップケースという、いつの世もときめくアイテム。
非常に細かい模様が格好良いです。




小さな引っかかりに爪をかけ、スッと押し出すようにスライドして開きます。



チェーンなどに通せるようなリングが付いているので、首元にアイコニックなお守りとしていかがでしょうか。



使われていたときのものと思われる紅の着色があります。



刻印あり。このシャビー感がいいっすね~


最後はこちら。


antique party bag / ¥12,000-


両側に開くような造り。溢れかえるほどのきらびやかさです。



まずこちら側はおそらくシガーケース。
こんな小さなバッグでパーティーに煙草を携えてくる、つよくてカッケ~人物に思いを馳せてしまいます。



押さえがこのように可動。シンプルな構造なのもまた良いです。




そして反対側はコスメセット。
無条件に心躍るビジュアルだ……



コームもなんだかエキゾチックで妖艶な赤です。




ファンデーションとリップがセットされた状態で使われていたようです。
リップの方は空ですが、どちらも鑑賞用としてお使いいただくことになるかと思います。



厚みのないものであればブレスレットや耳飾りもきれいに収まります。
これひとつだけ持ってお出かけとなるとハードルが高いけれど、コスメポーチ的に使うなら大いにアリです。




この閉じられた世界の内側に、ささやかな仕掛けを秘めている小さなものたち、いかがでしたでしょうか。
そのほとんどは実用性というとりは、ただただ夢いっぱいのおもちゃのようでもあります。

ホリデーシーズンが近づいている今、生活に必要なもの+@な、余剰な喜びに目を向けてみたくなります。
だってこの1年、わたしたちは全力で駆け抜けてまいりましたから!
そんなマインドで素敵なもの探しをしたていたら、この冬きっと良い出会があるでしょう……三☆



ほんだ