2025/04/30 21:07
こんにちは、スタッフのほんだです。
久々に作家もののうつわが多数入荷しました。
さらに、なにものでもない、ほんのささやかな嬉しさのためにあるような、ちいさなカワイイたちもたくさんやってきており、双方にはまったく別の魅力がございますゆえ、交互にご紹介したいと思います。
作家ものしか選ばない/古物しか見ない方々にもそれぞれの良さが伝わるとうれしいです。

作家もの一覧

小さきもの一覧
ではまずは作家ものからみていきましょう。

艸田正樹 ”酸素の国”酒器
吹きガラスとは少し異なり、水蒸気によって膨らませ、パイプを速く回し遠心力で広げる「ピンブロウ」という、珍しい技法でつくられています。ガラス自身の動きによって形作られる部分が多いため、柔らかく溶け出すような形で、脚をそっと持つと今にも揺れ動きそうです。
高い位置に飲み口のある盃は、少しの緊張感があり高貴な気分になります。

ギンガムチェックの湯呑み
繊細な描写の草花のイメージがつよい香蘭社に、こんなラブリーなギンガムチェックの湯呑みがあったなんて!
湯呑みと言えど、夏はひんやり冷茶を嗜むことができるので通年お使いいただけます。
なんせこんなにも爽やかなんですから。

宮田竜司 白磁菱形皿
家紋で表現される花鳥風月のように、シャープで洗練されたラインが非常にかっこいい。
両端が大きく立ち上がり、陰影が美しく存在感があります。
意外にもフラットな面が広々しているので、お魚やカステラなんかをまるっと載せてもよいかもしれません。

大理石ミニカップ
ガラスかと思って触れてみたら大理石でした。
石特有の肌感や吸い付くような表面のしっとりとした手触り。
セルロイドのような古ぼけた色味がまたなんとも愛らしい。
ただ並べて置いておくだけでよいでしょう。

大沼道行 窯変釉薬ピッチャー
窯の中で、火の当たり具合や温度差などによって生じる釉薬の変化を纏った、迫力のあるピッチャー。
静かに佇む深い色と、ギラリと輝く表情の対比に見入ってしまいます。
水を注いだり、大きな花を一輪活けてもよし、芸術品として単体で置かれてあってもかっこいいです。

メタルピルケース
厚み1cmほどのうすっぺたなピルケース。
カパッと健気に口を開くかんじがとっても愛くるしい。さりげなくボタニカルな彫りがあり、小さなモチーフのピアスを1ペアだけ入れて旅先などで持ち歩くのによいです。

奥平明子 吹きガラスオーバル皿
吹きガラスは、成形の過程で手を加えるほどに道具の跡が残ってゆきます。奥平さんのうつわは、ガラスに触れる回数を少なくとどめているため、ガラスらしい自然な柔らかさと曇りのない表情が美しいです。
この一枚のお皿のために、作ったことのない料理やデザートに挑戦したくなります。

あの、シルバースプーン/フォーク
このブログの読者様なら見覚えがあるかも。
生まれたばかりのあかちゃんの幸せを願う、シルバー性のカトラリー。
こちら、ロングラン商品でしてどうにか旅立って欲しいとつねづね思っておりましたところ、幸運にも本日の小さきものたちの中にちょこんと馴染んでいたので改めてご紹介。
ぜひこちらの記事もご覧ください☺︎

亀田大介 銀磁リム皿
ほんだ的ときめきポイントは、月面のようなテクスチャー。これが使い込むほどに表情が変化していく銀磁のうつわです。
釉薬の反応により"自分のうつわ"へと育っていきます。
白っぽい銀色からやや茶色っぽい渋い色へと移ろっていくようです。
長年使うことで手に馴染んでくる革製品のような変化が、料理をたのしむ食器でも見られるなんて不思議......ぜひ使ってみたいです。

桜色ガラス冷茶器
つむじ風のように渦を巻く白やピンクの模様。
そして薄く淡い桜色ではなく、ガラスの厚みのある部分に溜まるピンクはパキッとつよくてなんだかかわいい。
お茶はもちろん、日本酒でもいいです。
ゼリーとか入れたり、向付のような使い方もできちゃいますね。
ちなみにこちら、おそろいの色で桜の形のお皿もあるので探してみてください。

実はブログの更新頻度を考慮したために少々強引に、違ったジャンルのいちおしを並べてみました。
だってすてきなものがありすぎて、2回に分けるのを待てませんでしたので。
大切にくるまれた食器たちを大切に調べてお値付けしましたので、ぜひ見ていただきたいです。
言いたいことは言い切ったぞ〜
次回更新をおたのしみに
ほんだ